シーリングファンを使って快適でエコロジーに

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今回は、よく喫茶店などの天井に設置されている、シーリングファンについてお話します。

私は最初、シーリングファンは、おしゃれな演出のために設置されていると思っていましたが、実はそうではありませんでした。

ファンが、室内の空気を緩やかに動かすことで、よどんでいる空気を対流させ、床と天井の温度差を無くしたりします。

数値としては測れない部分ですが、人は、緩やかな空気の流れがある方が快適だと感じますし、その反対に空気が止まっていたら気持ち悪く感じたりします。

南国のリゾートホテルなどで、部屋にファンが設置されていますが、一つは、室内の空気をかき混ぜてエアコンの効きを良くするため、もう一つは、部屋の空気をやわらかく体感してもらうためです。

それを住宅に応用しますと、ファンを吹き抜けに設置します。

吹き抜けがない住宅の場合は、階段室の天井(2階)に設置します。

 

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夏は、空気を下から上に引き上げる設定にし暑い空気を2階北側(東でもよい)の窓で抜くことで、家の中に空気の流れができます。
冬は逆に回し、暖かい空気を下に下ろすようにします。

そのほか、リビングの天井にファンを付けることで、より快適になりますが、ここで気をつけないといけない事があります。

それは、リビングや居室にファンをつける場合は、直接風を感じない程度にすることです。

夏場は、大丈夫なのですが、気温が10℃を下回ったときに風を感じると、とても寒く感じるからなのです。ですから、リビングや居室の天井にファンをつける場合は、一番弱い設定がどれくらいなのかを確認することが重要です。

ファンを使うことで快適でエコを実現できます。

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