ビニールクロスは、健康でエコロジーなのか?

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今回は、健康とエコを考えた壁材についてお話しします。

現在、住宅のほとんどが、ビニールクロス(塩化ビニール)で仕上げられています。

以前は、湿式と言って「塗り壁」が多かったのですが、1970年ごろから「安く、早く、簡単に」ということで、「乾式」工法が取り入れ出しました。具体的には、クロスを張ったり、化粧合板(表面に木目の印刷されたベニヤ板)を張ったりしていました。

そして、現在ではそのほとんどが、塩化ビニールで出来たビニールクロスになってきています。

私はベニヤ板やビニールクロスについて、あまり良いとは思っていないのですが、現在、ほとんどの住宅メーカーや工務店が何の疑問も持たずにビニールクロスを使用しています。これは、見栄えが良く、材料が安く、施工が簡単なことや、短期間で施工できることが大きな理由です。

その反対に、エコクロス(自然素材でできたもの)や、珪藻土(けいそうど)、漆喰(しっくい)
などは、質感はとても良いのですが、材料費も高く、施工も難しく、時間もかかりますが、住む人の健康を考えると絶対にこちらの方が良いわけです。

 

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写真は、壁に自然素材のクロスと杉の腰板を張ったものです。

最近では、ビニールクロスが、鼻炎やアレルギーなどの原因だとも言われ始めています。

密閉型の住宅になっているからこそ、自然の材料を使った方がいいのではないでしょうか。

 

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