瓦を使ってでエコロジーに

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今回は屋根材について考えてみます。

現在住宅に使われている屋根材は、和瓦(日本瓦)、平板の粘土瓦、平板のセメント瓦、カラーベスト、鋼板などがあります。

コスト面で考えると最も安いのはカラーベストで、ここ15年ほど前からかなりの割合で使われています。

しかし、最近では瓦を使う比率が増えてきたように思います。というのは、ここ数年で瓦の価格がだいぶ安くなったこととが大きな理由ですが、その他にも、いろいろなメリットがたくさんあるからなのです。

今回は、その特徴やメリット、デメリットについて説明いたします。

まず、瓦ですが、その材料は粘土で、それを瓦の形にして窯で焼きます。粘土瓦は焼き物なので、長期間屋根の上で紫外線や雨風を受けても、色落ちしたり劣化したりすることはありません。

次に、カラーベストはセメントと砂で出来ており、表面に塗料を塗って屋根材となっています。

この塗料の寿命が以前は10年と言われていましたが、改良され最近では20年と言われています。
よく、屋根にペンキを塗っている光景を見かけますが、それはカラーベストなどの屋根材のメンテナンスをしているのです。

次に、価格ですが、カラーベストと粘土瓦では、カラーベストの方が安いです。しかし、10年~20年に一度メンテナンスが必要となりますので、後から費用が発生します。瓦の場合は後々のメンテは特に必要ありません。

次に、性能ですが夏場の屋根の焼けこみや、冬場の雪などの寒さに対しては、瓦の方がカラーベストに比べ熱を伝えにくいといえます。そのほか、雨音に対しても瓦の方が優れています。

とはいえ、肝心の価格ですが、だいたい30~40坪ぐらいの2階建ての家で、屋根をカラーベストから粘土瓦に変えるためには、30~40万円ほど追加が必要になります。

最後に・・・私は、瓦は最初に少々コストは、かかりますが、素材、断熱性、などいろんな意味でエコロジーかなと思います。

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