不動産を個人売買する場合の注意点

■今回は、個人売買についてお話します。

私の経験上、土地を手に入れる場合のほとんどが不動産業者を介していますが、ごく稀に個人売買の場合があります。

個人売買といっても、まったくの他人ではなく、親戚や濃い知り合いなどの場合が多いです。

■個人売買のメリット

個人売買の一番のメリットですが、仲介手数料がかからないことです。たとえば１０００万円の土地であれば、税込３７万８千円×２で７５万６千円が浮きます。

そのほかに、人間関係での土地売買ですから値段が相場よりかなり安い場合もあります

■個人売買のデメリット

デメリットといえば、保証がないことです。

不動産業者を介すれば、契約前に重要事項説明をうけますが、個人売買の場合は、重要事項説明の必要はなく、「売ります」「買います」で契約が成立しますので、契約書すらない場合もあります。

保証がないというのは、どんなリスクが降って湧いてくるかわからないという事です。

■私の提唱するとっても良い方法

私の提唱する方法は、不動産業者に間に入ってもらう事です。・・・そしたらお金がかかるだろう！という声が聞こえてきそうですが、安全に土地売買が出来るのですから、お金は覚悟してください。

とはいえ、仲介料満額ではなく、売主、買主でたとえば２０万円とか任意に決めて、それを承諾してくれたらＯＫです。

不動産業者からしても、物件調査をして、重要事項説明をして、契約書を作って２０万円でしたら、今の時代を考えたらやるでしょう。（あきらかに怪しいと思ったら断りますが・・・）

■その他雑務は？

これで、安全に契約ができたら、あとはローンと登記、決済の段取りですが、お金はかかりますが、こちらも相談したほうが簡単だと思います。

不動産を個人売買するのは、かなり面倒で、複雑な段取りや、手続きが多いので、信用できる不動産業者に手数料を決めて依頼することが一番いいように思います。