不動産売買契約の完結まで

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■前回に引き続き、不動産売買契約の完結までについてお話します。

前回、不動産売買は契約と決済に(登記、引渡し)の2回に分かれているというお話をしました。

契約をする事を契約締結(けいやくていけつ)といい、決済が終わる事を契約完結(けいやくかんけつ)といいます。

 

■契約締結後なにをするのか?

契約が終わると、売主は、登記と引渡しの準備、買主は、売買代金支払いの準備をします。

具体的にですが、土地購入に住宅ローンを使う場合は、ローンの申込をし、金融機関より承認(OK)が出たら、銀行と金銭消費貸借契約(お金貸します、借りますという契約)をします。

 

■登記ってなに?

売買代金全額を払って、引き渡しを受けるのは理解できますが、登記(とうき)って何ですか、とよく聞かれます。

登記とは、土地の名義を法務局に登録する制度です。わかりやすく言えば、名義変更です。
(土地に名前を書くことができませんから、登記をするのです)

 

■決済はどこで行うのか?

「土地の残金決済はどこで行うのか?」ですが、通常は銀行で行います。

不動産取引は現金取引なので、基本はどこで行っても良いのですが、住宅ローンの融資を実行してくれる銀行で行うのが基本です。

また、ローンを使わない場合は、現金をプールしてある銀行で行います。

 

■当日、決済の流れは?

残金決済の当事者といえば、もちろん土地の売主、買主ですが、その他に同席する方がいます。

  • 銀  行・・・融資を実行するため
  • 司法書士・・・登記を代行するため
  • 担保権者・・・抵当権などの権利を放棄

大まかな流れとしては、まず司法書士が、売主、買主の書類を確認し、担保権者の抹消書類を確認し、登記の準備が整えば、融資を実行してOKとなります。

そうすると、買主の銀行口座に資金が入れられ、そこから買主に対して土地の代金を支払います。
その他、登記費用やローンの保証料なども支払います。

 

これで決済が終わり、やっと土地があなたのものになりました。登記が出来あがると、あなたの元に権利書が届きます。

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