価格交渉について

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■今回は、価格交渉についてお話します。

前回の買付証明書の中で少しだけ触れた価格交渉(指値)についてお話します。

たとえば1000万円で売りに出ている土地をそのまま、価格交渉をすることで、たとえ10万円でも安く買えるとしたら・・・

■売主が個人の場合

不動産を売りたいという依頼を受けると、まずその物件見てから、近隣の売買事例などを調べ、どれくらいの金額で売る事ができる把握し、 その金額と、売主さんの希望の金額(手取り)などを考慮し、売り出しの価格を決めます。

たとえば、売主の希望金額が手取り1000万円だとします。その他に仲介手数料が約40万円、売渡しの費用が3万円ほどかかりますから、最低限、1050万円で売買をすれば、売主の希望金額になります。

私は、流通性の良さそうな物件で相場からかけ離れていなければ、強気にすこし高めの金額から出していく場合が多いです。

■売主が業者の場合

売主が業者の場合は、出来る場合と出来ない場合がありますから、まず、価格交渉を打診してみてはいかがでしょうか。

■なぜ高めに出していくのか?

それは、どうしてもその物件が欲しい方なら少々金額が相場より高くても買うことや、最近では値段交渉をするお客さんも少なくないので、売出し当初は高めに出すのです。

■非常識な金額での価格交渉

たとえば、1000万円で売りに出ている土地を買いたいという事で、価格交渉をするとき、安く買えればそれにこしたことは無いのですが、ここで注意しなければならないことがあります。

それは、1000万円の土地を500万円で価格交渉するというような、事をしないことです。

場合によっては「あなたには買っていただかなくて結構です」といい、売り止め(売り物件の中止)になります。

■どれくらいが妥当なのか?

つい先日、600万円の土地が価格交渉により550万円で契約できたケースや1280万円の土地が1200万円になったケースもありました。どれくらいの価格交渉が妥当かですが、経験上、物件価格の1割ぐらいです。
価格交渉について思っていただきたいことは、少しでも安く買う事ができればその分、まるっぽ得だということです。

私は、言い方として、「予算が少し厳しいのですが、この物件がどうしても気に入ったんで、なんとか良い方法はありませんか?」という褒めた値切り方をします。

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