南向きや角地だけが良い土地ではない

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■今回のテーマは、南向きや角地の土地だけが、いい土地ではない、ということをテーマにお話します。

一般的に、南向きの土地や東南の角地が良いとされています。南向きの土地は、たしかに、日当たりはいいですが、土地を選ぶのはそれだけではありません。

 

■土地を探すときに考えることは? 

土地を探すときのまず考えることは、その土地を何に使うのかということです。住宅を建てる、店舗住宅を建てる、アパートマンションを建てるなど、用途により、適している場所や大きさが変わります。

店舗住宅を建てる場合なら、通り(幹線道路)に面している方がいいですが、住宅を建てる場合は、通りに面していない方が、静かで安全でいいと思います。

あとは、予算ですが、予算内に収まる土地でないと、資金計画がオーバーしてしまいます。

 

■土地の情勢を見てみると・・・

実際に、新聞の折込チラシやインターネットで土地情報を見てみると、だいたいの相場というか、坪単価がある程度決まっています。この値段は、基準があって出ているのではなく、売りたい人と買いたい人の価格のバランスです。売主さんの意向を聞いて、不動産業者がアドバイスし、値決めしえいるものです。

人気のある地域や売れやすい金額に設定できる大きさの土地は、割高です。

 

■では安い土地は、どうなの?

たとえば、ある分譲地で南向きと北向きの土地があったとします。(区画図参照)

たぶん南向きよりも、北向きの土地のほうが、安いと思います(経験上)。私の近所の事例では、坪単価1~3万円ほど安いです。

たとえば、50坪の土地で3万円安いとすれば、向きだけで150万円の差額がでます。

とはいえ、北向きの土地は日当たりが悪いと言えば、一概にそうではありません。北向きの土地であっても、設計次第で日当たりがいい家はいくらでも作ることができます。

また、南向きの土地であっても設計が悪いと暗い家になってしまいます。

 

(まとめ)

要はその土地に自分の希望の建物が建つかどうかが大事なことなので、気に入った場所や予算的に良い土地が出てきたら、設計の方に相談されたらいいと思います。しかし、設計の方のセンスによって差異はあるので注意が必要です。 

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