土地の面積表示について
■今回は土地の面積についてお話します。
まず土地の面積の単位ですが、一般的に坪(ツボ)と㎡(平方メートル)があります。
㎡については、小学校で習った通りですが、坪については、あまり馴染みがないように思われます。
■1坪とはどれくらいの大きさなのか?
1㎡というのは、1m×1mのことですが、1坪というのは、1間(けん)×1間のことで、1間とは、約1.8mです。
よく例えで、1坪はタタミ2枚分の大きさというような言い方をします。
アバウトですが、1坪=タタミ2枚=3.3㎡と覚えておくといいでしょう。
■公式な単位は㎡が採用されている。
現在、土地や建物の面積の単位では、㎡が採用されています。ですから、登記簿や測量図も単位は、㎡ですし、登記済証(俗にいう権利書)もそうです。
たとえば、土地の資料などであれば、166.00㎡(50.22坪)という記載がされたりしています。
■コンマ3025と覚えておく
㎡を坪にしたい場合・・・166㎡×0.3025=50.215坪
坪を㎡にしたい場合・・・50.215÷0.3025=166㎡
■土地の面積表示形式は2つ
土地取引の中で特に注意しなければならないのが、面積の表示形式で、一つは公簿取引、もう一つは実測取引です。
公簿取引とは、登記簿の面積表示で取引するもので、実測取引とは、実際面積を測りその数値で取引します。
■なぜならば、登記簿は正しくない場合がある
私の経験では、登記簿上は、100㎡なのですが、実際には300㎡以上あったことがありました。その昔、固定資産税の課税を少なくするために、土地の面積を過少申告したそうです。
■公簿取引と実測取引
登記簿がおおよそ正しい時は、公簿取引、あきらかに違う場合は、実測取引か、もう一度境界を確定し測り、登記簿を直してから(地積校正)契約をした方がいいと思います。
特に昭和63年以前に登記されている物件では、登記簿と実際の面積が違う事が結構ありますので要チェックです。