土地の面積表示について

Screenshot_108

 

■今回は土地の面積についてお話します。

まず土地の面積の単位ですが、一般的に坪(ツボ)と㎡(平方メートル)があります。
㎡については、小学校で習った通りですが、坪については、あまり馴染みがないように思われます。

■1坪とはどれくらいの大きさなのか?

1㎡というのは、1m×1mのことですが、1坪というのは、1間(けん)×1間のことで、1間とは、約1.8mです。

よく例えで、1坪はタタミ2枚分の大きさというような言い方をします。
アバウトですが、1坪=タタミ2枚=3.3㎡と覚えておくといいでしょう。

■公式な単位は㎡が採用されている。

現在、土地や建物の面積の単位では、㎡が採用されています。ですから、登記簿や測量図も単位は、㎡ですし、登記済証(俗にいう権利書)もそうです。

たとえば、土地の資料などであれば、166.00㎡(50.22坪)という記載がされたりしています。

■コンマ3025と覚えておく

㎡を坪にしたい場合・・・166㎡×0.3025=50.215坪
坪を㎡にしたい場合・・・50.215÷0.3025=166㎡

■土地の面積表示形式は2つ

土地取引の中で特に注意しなければならないのが、面積の表示形式で、一つは公簿取引、もう一つは実測取引です。

公簿取引とは、登記簿の面積表示で取引するもので、実測取引とは、実際面積を測りその数値で取引します。

■なぜならば、登記簿は正しくない場合がある

私の経験では、登記簿上は、100㎡なのですが、実際には300㎡以上あったことがありました。その昔、固定資産税の課税を少なくするために、土地の面積を過少申告したそうです。

■公簿取引と実測取引

登記簿がおおよそ正しい時は、公簿取引、あきらかに違う場合は、実測取引か、もう一度境界を確定し測り、登記簿を直してから(地積校正)契約をした方がいいと思います。

特に昭和63年以前に登記されている物件では、登記簿と実際の面積が違う事が結構ありますので要チェックです。

 

サブコンテンツ

このページの先頭へ