地盤調査と強度について

■今回のテーマは土地の地盤の強度についてお話します。

まず、家を建てる敷地の地盤が弱いと、家が沈んだり(地盤沈下)傾いたりします。家は基礎が大切だと一般的に云いますが、それ以前に地盤が一番大切です。

■地盤がしっかりしているかどうか?

一般的に、埋めてから20年以上経ってるから地盤は大丈夫(必要な強度がある)とか、前に家が建ってたから大丈夫などとよく言われますが、実際に地盤調査をして強度を測ることが必要です。

■調査方法は?

<スウェーデン式サウディング>

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先の尖がった鉄棒を地面に打ち込み強度を測定する方法で、比較的浅い(3m未満)地盤を測定するのに有効な方法で、地中に瓦礫(がれき)や大きな石などがあった場合などは正確に測ることができません。(現在の地盤調査では、ほとんどがスウェーデン式です)
<表面探査法(物理探査方式)>

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震動子で地面に軽い波動を起こし、その波の伝わる速度をセンサーで感知し、データをコンピュータで解析する地盤調査の方法で、地中10mまで地盤の強度を数値として測定することができます。

コンクリートやアスファルトの上からでも測定出来ますので、床下に震動子を設置することさえできれば、家を解体せずに調査をすることが可能です。

 

 

■測定した後・・・

地盤調査で必要な強度が出ればOKですが、強度が足りない場合は、地盤改良をする必要があります。その改良の方法如何で費用が大きく変わりますから、できれば、精度の高い測定方法を選択された方がいいでしょう。
地盤は基礎以上に大事です。改良次第では100万円以上もかかることがありますから、できれば正確な方法で早い時点で調査されることがベターです。

 

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