珪藻土ってどういうものなのでしょうか?
Q.家を建てる時、「珪藻土を壁に使うと体にいい」と聞きました。珪藻土ってどういうものなのでしょうか?
A.珪藻土は、「珪藻」という植物性プランクトンの殻が長い年月かかって化石となったものです。
元々は七輪の材料として、ろ過フィルターの助剤としても使われていますが、内装材として使われるようになったのはごく最近です。
珪藻土には0.001mmという非常に細かい微細孔があり、吸放湿効果で部屋の湿度をコントロールしてくれます。それに珪藻土は多孔体なので、結露の防止、カビ・ダニの発生を防いでくれます。また、耐火性や防音・遮音性にも優れています。
珪藻土は、いわゆる「塗り壁」で、自分でも簡単に塗ることが出来ます。子供たちと一緒に塗って、家族の思い出作りにもなることでしょう。
しかし、「劣化した珪藻土の微粉が人体に悪影響を及ぼす」という外国の報告もあります。建材を選ぶときは、その短所もよく考えて選択することが大切です。