無垢材で家を建てるメリットとデメリットは?
Q.新築を考えていますが、できれば無垢材で家を建てたいと思っています。無垢材で家を建てるメリットとデメリットを教えてください。
A.無垢材で家を建てる場合、メリットは、なんと言っても安全であるということです。
天然の木ですから、化学物質などは含まれていません。内装材に無垢材(フローリングや腰壁、天井)を使うと、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。これは、木の持っている断熱性能によるものです。
その他、調湿性にも優れていますので、湿気の多い時期に素足でフロアーの上を歩いても、ジメッとしません。
次に無垢材で家を建てるデメリットですが、無垢材は集成材(木を接着剤で貼り合せたもの)に比べ高価です。次に天然の木なので、しっかりと乾燥した材料を使わないと、反ったり、曲がったりします。これは、内装材についても同様です。(乾燥材であっても季節によって、多少の変化はあります)
あと、無垢材で家を建てる場合、おおらかな心が必要です。木だから少々曲がったり、反ったりしても当たり前、フロアーにモノを落としてキズがいっても、無垢だから仕方ないなぁと思えるようにならないといけません。イラッとしてはダメです。
こうやって考えてみると、予算内でできれば、無垢材で家を建てるデメリットは、あまりないようです。