どんな土地を選べばよいのか
今回は、以前に風水のお話をしたと思いますが、今日は、今までと違った観点から、どんな土地を選べばよいのかについてお話します。
■風水は、家とお墓を建てる場所を決める学問
以前、風水についてお話したと思いますが、風水とは、家とお墓の場所を決めるための自然科学で、占いや祈祷、呪術ではありません。
要は、どんなところに家を建てれば安全かということなのです。
■日本の神社などはどのような場所に建っているのか?
私の場合、神社とお寺は、子供の頃(中学生まで)の遊び場でして、結構愛着があって、よく行くのですが、神社って、とれも険しい所に建ってないですか?
たぶん、神社って地盤の固い所に建ってる場合が多いように思うのです。
■地震に強い土地とそうでない土地の違い
神社が地震で倒壊したという話はあまり聞きません。よく考えていくと、どうも地盤が固い所に 建てられているようです。
では、どんな土地の地盤が弱いかというと、池や沼を埋め立てた埋立地です。地盤の強さは、地面の支持層の強さですから、その土地の地勢を見ることが重要だと言えます。
■具体的にはどんな土地を選べばよいか
現在の私の知識では、沼、池などを避けます
そして、地下水脈も避けます。地下水脈とは、10mも掘れば、そこそこきれいな水が湧き出るような土地です。これは、地元のおじいちゃんなどに聞けばわかります。
■そのほかの方法
◆航空写真(グーグルアース)などで、町を見て、山や川、海などどのような地形になっているか見ることで、なんとなく、わかる場合もあります。
◆超音波の探知機を使うことで、地中10mまでの固さを調べることが出来ます。
物理探査方式という地盤調査の方法ですが、たとえば、水脈が瓦礫が地中にあったりすると、いつもと違うデータが出るので、一目瞭然で、わかります。
■地盤改良について
◆地盤が弱い所でも、地盤改良をすればいいじゃないかと思われたかもしれません。本当に地盤の固いところは、今回の地震でもあまり揺れなかったそうです。
最後に、陽あたりや風通しも大事なんですが、それ以上に地盤が強いというのが一番大事なような気がします。とはいえ、私のように家を建てていて、もう動けない方は、地震保険や地震保証に入られてはと思います。