木を使って家を建てることでエコロジーに!

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木を使って家を建てることが、なぜエコロジーなんだろうかと疑問に思われた方もいらっしゃると思いますが、まあ、ちょっと聞いてください。

この間、コンビニでお弁当を買ったんですけど、お箸(割り箸)が木から竹に変わっていました。

割り箸の材料はほとんどが外国産で森林破壊につながるということらしく、そこで成長の早い竹で割り箸を作ることにされたようなのです。

そこで素朴な疑問なのですが、「木を切らないことがエコロジー」なのでしょうか?

私の付き合いをしている、材木の産地では、間伐(間引き)をしないと、山全体の木がダメになってしまいますから、「木を切ることがエコロジー」だと言っています。

かたや、木を切ると森林破壊になって、洪水や地球温暖化の原因になる、かたや間伐しないと山全体が死んでしまう。そんな矛盾があるわけです。

結論は、東南アジアや南アメリカ、アフリカなどの森林は伐採しないほうがよく、日本の森林などは伐採した方がいいという事になります。

FSC(森林管理協議会)は、国際的な森林認証制度を行なう第三者機関のひとつで、環境保全の点から見て適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理を推進することを目的としている組織です。

 

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このFSCのマークのあるものは、認証を受けた、木ということになります。

さて、木で家を建てるとエコロジーという理由ですが、木は成長過程でCO2(二酸化炭素)を吸って成長します。

そして、その木を切って家を建て、新たに植林すると、また成長過程でCO2を吸います。最終的に木がCO2を排出するのは、その木を燃やした時です。

 

ですから、出来るだけたくさん木を長期間材木として使い、新たに植林することがエコロジーにつながるそうです。

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