無垢フローリングを使って健康でエコロジーに
今回は、最近メジャーになってきた、無垢のフローリングについてお話します。
つい、5年ほどまえまでは、新建材とよばれる、工場生産の合板フロアーが主流でしたが、最近ではシックハウスや健康志向の流れもあり、注目されてます。
以前は、外国産のパイン材などが多かったのですが、最近では国産の杉(スギ)や桧(ヒノキ)を使用されることが増えてきています。
たとえば、住宅展示場で無垢のフローリングを使いたいのですが・・・と言うと、「無垢材は手入れが大変」とか「反ったり、隙間が開いたりする」とか「最初はいいけど傷だらけになる」などと言われます。
住宅メーカーでは無垢材は、ほぼ使うことができません。それは、工業製品ではないので、品質の均一化が図れないことや、原価が高いこと、施工性のことなどがあります。
話は変わりますが、無垢フローリングが好まれる理由は、シックハウス対策はもちろんですが、やはりその質感です。
杉やヒノキなどの針葉樹のフロアーはとても柔らかく、裸足でとても気持ちが良かったりします。夏は、肌触りがサラっとしていたり、冬は暖かかったりします。特に小さな子供さんは、フロアーの上で寝転がったりもしますよ。
環境の面から考えますと、国産の間伐材を使うことで、森林を助けることができます。
木を植えて成長していくごとに、間伐(間引き)をしないといけませんが、今までは、その間伐材の使途があまり無かったのです。なので、間伐材を積極的に使うことで、住む人にも優しく、環境にもやさしい家づくりが実現します。