なぜ、結露対策には、樹脂サッシが有効なのか?

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Q.結露対策には、樹脂サッシが有効だと聞きましたが、アルミのペアサッシではダメなのでしょうか?

A.窓周辺の結露対策としては、樹脂サッシが有効ですが、家全体の結露対策は、根本的に考えないといけません。

まず、結露の根本的なメカニズムですが、室内の空気中の水分(湿気)が冷やされて水になるということです。たとえば、室内が20℃で、外が5℃だとすると、アルミの窓枠であれば、熱伝導がよいので、外と同じ温度(5℃)になります。

そうすると、窓枠の側の室内の空気が冷やされ、湿気が水になり、窓枠に水滴が付着します。

樹脂サッシの場合、窓枠などが樹脂で出来ているため、熱伝導が悪いので、室内の窓枠は外気温の影響をあまり受けません。なので、窓枠が結露をしにくいわけです。

しかし、根本的な結露対策としては、室内の湿気を逃がすための換気が一番の対策です。

たとえば、石油やガスストーブを室内で使うと、水分が出ますし、洗濯物を室内で干すことで湿度があがります。その他、大人1人が一日に約2リットルの水分を放出しますから、やはり今時の住宅では、窓を開けたりして、室内の空気を入れ替えることが根本的な解決になると思われます。

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