吹き抜けを活用して明るい部屋をつくる

00091

 

今回は、明るい家の作り方についてお話します。

明るい家を作るためには、基本的に大きな窓を取るなど、開口部を作ればいいのですが、隣に高い建物が建っていたり、家が隣接していたりするとなかなか採光(さいこう)が取れません。

日本古来からの考え方では、「家づくりは夏を旨とすべし」と吉田兼好が言ってます通り、軒を深くし、直射日光を遮り、風通しの良い家をつくることで、夏の暑さをしのいでいました。

ですから、伝統工法では、昼に日差しが入らない、暗い家が主流でした。

そのような流れで、未だによくあるのが、お昼でも電気を点けないと暗い家です。これは、間取りの取り方や、開口部の取り方、そして光の取り方が悪いものです。

太陽の光は、夏場は上から、冬場は横から入って来ますから、その特性を良く考えた上で、プランニングを考えるべきです。

トップライト(天窓)は使いようによっては、家を明るくすることが出来ます。しかし直射日光が入るので夏場は少し暑いかもしれません。

他には、ドーマ-を作る方法があります。ドーマの場合は、天窓に比べて入る光の量は減りますが、直射日光による焼け込は入りません。

 

00092

 

一階の部屋が暗い場合ですが、やはり吹き抜けを作ることで2階から光を取り入れる方法がベストだと言えます。

昼間は、照明に頼らなくても明るい家がエコロジーなのではないでしょうか。

 

サブコンテンツ

このページの先頭へ