木造住宅と、鉄骨の家では、どちらの方が地震や火災に強いのでしょうか?
Q.工務店の建てる木造住宅と、ハウスメーカーの建てる鉄骨の家では、どちらの方が地震や火災に強いのでしょうか?
A.まず、耐震性についてですが、木と鉄では、なんか鉄の方が強そうな感じはしますが、一概にそうとは言えません。
現在では、住宅性能表示制度で耐震等級が定められていますので、それを基準に比較をした方がいいでしょう。
たとえば、木造住宅で耐震等級3の建物と軽量鉄骨で耐震等級3の建物は同じ水準の耐震性能となります。
次に火災についてですが、木は燃えるけど鉄は燃えないというイメージがあると思いますが、実際の火災を見てみると、木の柱は表面は炭化するのですが、中までは燃えません。ですから、家が崩れ落ちたりしません。
それに比べ鉄は燃えませんが、熱で簡単に曲がってしまい屋根から崩れ落ちたり、傾いたりしています。
内装材が燃えるのは、木造も鉄骨も同じです。
耐震性は、耐震等級で判断すればいいですし、火災については、木造住宅が断然に強いと言えます。